旅先の思い出のーとぶっく

自分の人生を旅先での出会いが変えてくれた。今度は僕が変える番です。

【復旧≠復興では?】常磐線全線運転再開とともに思ったこと

※この記事には東北在住でない、ただ訪れただけの個人の意見・感想が含まれます。苦手な方は閲覧をお控えください。


2020年3月14日、常磐線が全線運転再開。
BRTの件もあるし、正直絶対復活しないと思っていた。
震災以来ずっと分断された常磐線。それが9年ぶりについに繋がる。
三陸鉄道が復活した時のように、新たな活気が生まれることだろう。

しかし、復旧したからといって果たして復興が加速するのだろうか。
この地域は宮城・岩手と違って、沿線には帰宅困難区域という名の危険区域が今も数多く残っている。
当然ながら放射線は危険なので除染しないといけないし、住民もいない。
実際に行った時も、はっきりいって復旧しているとは思えなかった。




富岡駅周辺や、代行バスの車窓から。ガードレールで閉鎖されていたり、周りに何もない様子がうかがえる。

しかし、東北の人は負けないというのも知っている。
絶望的な被害を受けながら、負けずに前を向いてきた人ばかりだろう。
私が思う以上に、復興・明るい未来に向かって本気で進んでいるはず。
(放射線量が安全、という前提はもちろんあります)

自分の中で矛盾した考えに直面した今、私には一体何ができるんだろう。
よそ者で単なる学生でしかない私には、何もできないからこそ苦しいのだろうか。
いや、何もできないと思い込んでいるだけで、実は何も行動しようとしていない自分自身に対して自己嫌悪しているのかもしれない。(ボランティアや旅行だけでは何も変わらないような気がしてしまっている)
東北に行って自分自身が大きく変わったなと思っていたが、根本は何も変わっていないと痛感させられた気がした。

今回の運転再開は喜ばしいし、実際に嬉しいのに、
東北被災地に初めて行った時に感じたような虚しさとやるせなさを、改めて感じてしまった気がする。
そんなことを考えた一日だった。

4月に乗る時また改めて考えるところもあるだろう。また文章にして自分の考えを残そうと思う。

最後に。震災から9年、復興工事に尽力されている全ての方に敬意を示すとともに、亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

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すみません、何をいっているのか自分でもよくわかりませんが、復旧して本当に良かったと思っています。
ただ、復旧したからといって手放しで素晴らしいと思わなかったという自分の意見です。(おそらく東北に行ってなかったら何も考えずに素晴らしい!と思ったと思います。それが良い悪いは別にして)
最後まで書くかどうか迷いましたが、少しだけすっきりしましたし、自分が何をするべきか考えるきっかけになったと思うので良かったです。

正解不正解なんてないですし、みなさんがどう思うかは人それぞれでしょう。
私の意見と異なる意見などもしありましたら、コメントなどで聞かせて頂きたいです。

ikeeki.hatenablog.com

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