三途川を2往復してきた(ネタ)
高崎駅から、上信電鉄という地方の私鉄に揺らり揺られて、高崎駅から約30分。
趣のある木造建築の駅を降りてみる。
駅の前はなんてことはない田舎の風景。
だけど、何やら怪しい川が流れている。
三途川。
単なる川の名前だった。
三途の川と言えば、仏教でいうこの世とあの世の境目の川。
あの世へ行くためには、善人は橋を渡り悪人は泳いで渡るが、いずれにせよ現世とのお別れの川。
注意という文字が恐ろしさをより強くする。
だけど、言うまでもなく単なる川の固有名詞。
対岸に行ってしばらく待機して、その後橋を戻って待ったが、このように生きている。2往復してみたけど、特に何も生命に変わりはない。
はっきり言って、ネタにしかならない。
この近くにお寺があるから、仏教の教えの一環で自然と三途の川という地名が定着していったのかもしれない。
ちなみに、「三途川」という川はここ群馬だけではなく、ほかにも青森県、千葉県、秋田県にもあるらしい。
せっかく晴れているので、田舎の小さな道を西へひたすら進んでみる。
浅間山が見えてきた。
実家が長野だから、長野県側からたくさん見てきていたけど、
なかなか群馬から見た景色も美しかった。
山深い地域の中の、狭い盆地。視線の先には、名峰浅間山。
上州は自然と神仏信仰されてきても当然だと思う美しい景色だった。
※2020年1月1日訪問