金鉱に触れられる絶景の見える山の町・金瓜石
台鉄に乗って瑞芳駅に到着。
この台湾独特の乱雑な雰囲気を抜けてバス停へ。
乗るのは金瓜石行きのバス。
九份からさらに東へ1㎞程度の距離にある観光地です。
たくさんの観光客が降りて行った九份を横目に金瓜石に到着。
九份と近いので、掛け持ちができるので人気観光地にもなりうるはずですが、乗客は私たちだけでした。
『地球の歩き方』に掲載されていて、行ってみたい!という想いから九份に行く前に訪れることにしました。
九份と同様、金鉱が発掘されたためゴールドラッシュに沸いた街。
日本の皇太子のために建てたとされる、太子賓館。
中華圏ではあるものの、和風邸宅のためやはり落ち着きます。くぎを使っていないのもなかなかいいですね。
「統治時代に金鉱を採掘させた」というと負のイメージが強いですが、結果的に台湾の発展につながったので、
こういう工業を発展させた日本の功績は卑下せず誇りに思ってもいいと思います。
金鉱を運んだトロッコの跡地です。
金瓜石は九份をしのぐほどの金鉱の山のまちで、
本物の金に触れる博物館がありました。
まさに、街全体がミュージアムとです。
観光客も少ないのでとてものんびり見ることができました。
そして、この近くから延びる階段の先には、黄金神社の跡地と山道があります。
折角なので登ってみることに。
すごく登ったわけではないですが、このありさま。本当に山深いところなんだなあとつくづく思います。
こうしてみると本当に廃墟の鳥居ですよね。
ちなみに奥の不思議な形の岩、急須のような形だから急須岩と呼ばれてるそうで笑
さて、お目当ての神社跡です。
もう祀られてないのかと思いますが、雰囲気は良好でした。
なかなか雰囲気はよかったですが、山まで登る人はさらに少ないようです。
山深い地域ですが、東シナ海がとても近く、海がきれいに見えます。
山と海に囲まれた町といえば横須賀や長崎など浮かびますが、ここまでの迫力はあるのでしょうか。
なんだかすごい雰囲気の場所にやってきました。
石が整然と並び、連なる。
鳥肌ものでした。
アドレナリンが出まくっててやばかったです。これだから登山はやめられません。
ちなみに、帰る時観光案内所のおばちゃんに楽しかった?と声をかけられました。
実は色々あって友人とはぐれてしまい、ここの案内所のおばちゃんに助けられました。
片言で分からないはずなのに嫌な顔一つせず親身に対応してくれました…本当に感謝です。
また来るからね!と中国語でいいましたが伝わりましたかね?笑
いや、本当に最高でした。台湾来てよかったと思いました。
言語通じてないのに通じました、本当に度胸とボディーランゲージさえあれば会話できるんだなあと実感しました。
出川イングリッシュは正義ですね。
個人的にはこの金瓜石が一番訪れて楽しかったなと思います。
マイナーだからこその楽しみというか、往年の雰囲気に浸れてとても楽しかったです。
台湾の人のやさしさも何もかも知れてよかったです。
最後に台北のまちを簡単に紹介して台湾旅行編は終了とします。
もう少しだけお付き合いください。