【海の中の電柱】夕方の東京湾・江川海岸に行ってきた
海の中に整然と並んだ無数の電柱。
満潮時に行くとここまで衝撃的で壮観だなんて。
ここは東京湾、千葉県の江川海岸です。
木更津の干潟は盤州干潟といわれ、干潮時の潮干狩りが盛んな東京湾。
当然満潮時は海水が張っているので潮干狩りはできませんが、
魚などはいっぱいいるので、夜中には密漁者も現れます。
密漁防止のため建てられた小屋に夜中明かりをつけるため、電気を流すための電柱のようです。
しかしいまやセキュリティーとして、防犯カメラで遠くから24時間安全を監視する時代。
わざわざ、海上という停電などハプニングがあったら危険な小屋に、誰かが閉じこもって見張る必要はなくなりました。
電柱の役目はなくなったため、解体も検討されているとのこと。
ちょうど満潮なので行ったときは完全に水没していましたが、
干潮時は途中までは地面がむき出しになるので、潮が引いている時を見計らって電線を取り付けることができたのでしょう。
(言うまでもないですが、網や柵で囲まれている先は立ち入り禁止です)
夕方ということも相まって幻想的な雰囲気でした。
割と有名なはずでしたが、着いたときにいたのは僕たちのみでした。
京葉工業地域の東京湾にもなかなかいいところもありますね。
アクアラインの木更津インターからほど近いので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに。
地図を見てもらえばわかると思いますが公共交通機関で歩くと、
最寄りの江川バス停から20分ほど、内房線巌根駅から50分ほどかかります。
友人と一緒に行ったのでまだ楽しかったですが、
一人で歩くのは精神的にもしんどいです(笑)
歩道がある広ーい街道もあれば、
路側帯もないのに車が隣をかっ飛ばす恐ろしい小道もありました。
海岸には無料駐車場もあるし、車で行くのがベターでしょう。
陸上自衛隊の駐屯基地があったり、
こんな参道(?)の隣が草地になってる神社があったり、
意外と見どころはありました。
太陽が見えた(雲に隠れて直視できた)だけで本当に喜びました。ある意味、その時点で疲れてたんだろうな…
帰りはカニやヤドカリにお見送りしてもらいました。
ここから500mほど歩道のない車道が続くので本当に気を付けてくださいね()
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さて、この衝撃的な電柱群はいつから解体工事が始まるのか。はたまたずっと残るのか。
いずれにせよ、今後首都圏では貴重となる海に沈む電柱。
行くなら今のうちかもしれません。興味を持ちましたら是非。