田園調布の高級住宅街に酔いしれる
先日、田園調布に行ってきました。
東急目黒線・東横線の急行が止まる駅で、日中は目黒から約10分、渋谷から約12分、横浜から約20分で着くので都心から近いです。
東京都・大田区の最西端に位置して、世田谷区や神奈川県川崎市と隣接する地域。日本有数の高級住宅街として有名です。
それにしても、こういうところに行ったことはなかったので、降りた瞬間の雰囲気に驚きました。
田園調布という街は約100年前の1918年に田園都市株式会社によって開発が始まりました。
田園都市構想(Garden Cityの和訳)で作られた街。
中堅サラリーマンが購入できる価格設定、欧米的な放射状の街路、緑あふれる街路樹付きの歩道。
今でこそ人気になりましたが、分譲しにくく斬新な土地の形や当時はまだ細々とした木だったので、はじめのうちはなかなか受け入れられることはなかったそうです。
開発当初は人気ないけど今や…って街は意外と多いです。
朝だったりカーブが多く、そもそも交通量が少ないこともあってか、大変静か。
そして何より緑溢れていい街でした。こういう木や公園が多いってのはとても街として地味だけど重要なところですよね。
観光する人なんていないので、相当浮いてしまいました←
突如現れる急な坂。
この辺りは台地のため地盤が強い土地なんです。
地盤が弱い埋め立て地や土地を崩してニュータウンを作り住宅地を作る現在、これも人気の秘密かも。
この地震に強いという土地を生かして、このあたりは関東大震災のころ震災後にすぐ出動できるよう軍隊が住んでいたそうです。
宝来公園にやってきました。
緑あふれる公園で、古墳があるようです。
そして、武蔵小杉の街並みが見えました。
神奈川県ですが、近くに多摩川が流れているため遮るものなく、遠くからでも見ることができます。
武蔵小杉も散策したので後日投稿しようと思います。
電線の地中化が進む東京において、電柱・電線が張り巡らされるというのは何となく違和感がありますが、
これはこれで生活感があるといえるかもしれません。
そんな田園調布ですが、100年という時代遅れ?の歴史は今の時代にはそぐわないだとか、高級すぎて住宅の買い手が見つからない空き家放置問題、さらに少子高齢化問題もあってか、
残念ながら今の時代には高級住宅街としては少しずつ陰りが手来ているようです。
近くに近年急成長した武蔵小杉という、今の時代にあった街があるのも原因かもしれません。
もちろんこれはどこの市区でも同じだと思いますが、
よりよい街にしていこうとする努力を怠ったら、街の魅力が徐々に下がっていってしまうと思います。
落ち着いた高級住宅街といえど、子供や若い人などの街の活気を残すことは大切。
老若男女問わずいい街にしていくようこれからも頑張ってほしいです。
こういうまち歩き、発見があってやはり楽しいものです。
多摩川浅間神社や駅の東側に行けなかったのが心残り。
また機会があったら行ってみようと思います。(ちゃっかり後日追記してるかも笑)
参考にしたサイト