【闇を走る189系】ムーンライト信州乗車記 7/15
いまや定期列車としてはなくなってしまった夜行快速列車ですが、今でも朝から山登りをする登山客向けの列車が走っています。
ムーンライト信州81号白馬行き。
中学生の夏休みに父と乗車したことがありますが、一人で乗るのは初。
安く行ける青春18きっぷシーズンではないですが、いつまで走るかわからない、そして乗ってみたいと思っていたらキャンセルで指定席券が取れた!いうことで、3連休に乗ってきました。
八王子から乗車。
ほとんど満席でしたが、青春18きっぷシーズンでないのもあって、鉄道ファンより一般の登山客のほうが多かった気がします(事実、前回見かけた夜通し宴会するようなグループや、明らかな鉄オタはいなかった)。
ちなみに窓際に座りましたが、隣には登山をするという通路を挟んだご夫婦の方々と相席となりました。
この雰囲気だけで、懐かしい。
写真撮影を快く許可していただいた隣の方、本当にありがとうございました。
富士見で6分停。
降りた人はそれなりに多かったですが、
一眼ではなくスマホで撮影する方や、タバコを吸うだけという方がほとんどで、自分が思っていた様相ではなかったので何となく拍子抜けでした。
それにしても、深夜2時23分着の甲府で2~30人ほど降りたことが一番驚いたのですが、いったいなぜなのでしょうか?
塩尻では10分停。撮影しませんでしたが、行先表示には新宿行きと白馬行きが混在していました…
ここはさすがにいろいろな人が降りて記念撮影していました。
富士見もですが、E353とE257の特急の回送とのすれ違いがありました。
こんな朝早くから列車を動かしているんだとあらためて感謝した次第です。
松本で大半の方が降りていき、
列車はいよいよ大糸線へ。
山を見ているといよいよ信州(長野に父の実家がある)にやってきたんだなと思っていつも興奮してしまいます。
松本までと比べると相当な速さで景色が流れていきます。
白馬に到着。実に4年ぶりで楽しい旅でした。
ただ、八王子から約5時間乗車しましたが、
結果的に約1時間半しか寝ていません(爆)
八方尾根などのスキー場があるため、スキーバッグ用のスロープがありました。
改札のあるホームに止まり、10分ほどで回送として発車していきました。
多くの登山客が駅の待合室でバスを待っていたので、189系は静かに見送られていきました。
それにしても4年前は2番線に止まっていた気がしましたが、記憶違いだったのでしょうか?
***
減便、廃止に伴い、乗れる機会は減っていく夜行・寝台列車。
北斗星やあけぼのに乗ってみたかったなあと思っても、所詮は鉄道ファンの愚痴。
狭い日本では、カプセルホテルのような安価な宿泊場所、航空機・新幹線の高速輸送、夜行バスなどの別の交通機関の価格・便利さには対抗できないのでしょう。
しかし、この変わりゆく今を生きるわたしですが、時代の流れと理解しつつもあまりにも残念な思いです。
もしかしたら、夜行列車は終章を迎えるかもしれませんが、
機会があったら是非乗ってみたいです。
次回は黒部ダムの記事か、6月の桑名の観光の記事を紹介します。